2010年08月09日 (月) | 編集 |
栄の将棋道場ですごい人を見た。
盲目の棋士。いや、おそらく耳も聞こえないのだろう。盲聾唖の棋士とでも言えばいいのだろうか。そんなすごい棋士に出会う事が出来た。
最初は面白い将棋盤を使っているものだと思ってみていた。升目に沿って仕切りが付けてあり、そこに駒を置くようになっていたからだ。そんな将棋盤を見るのは初めてだったが、知らないこともあるものだ、と特段気にはしなかった。
しかしその人は升目の左端から順に駒をなぞっていくではないか。そして相手の対局者が指した後「ここに指しましたよ」と言ってその人の手を持って行くではないか。
そこでやっとで気が付いた。この人は目が見えないのだと。そしてこの将棋盤は目が見えない人用のものだということを。
将棋盤を隅から隅までなぞっていたのは麻雀で言う「盲牌」をしていたのだと。
さらに、介助をされている方(胸にヘルパー証を下げていたので多分そうだと思われる)が手に文字を書いているのを見て、この人は耳も聞こえない事に気づいた。だから対局相手は手を取って教えてくれていたのである。
盲目の雀士(アカギや哲也で出てました)なら漫画で見たことはあるが、実際に目が見えない棋士に会うことはこれが始めてである。
うまく言葉で言い表す事が出来ないが、目が見えなくても将棋を指しに道場に来る人がいる、それだけでなぜかうれしくなった。そして将棋の持つ魔力じみたものも感じた。自分もそれに取り付かれている1人だけれど(笑)。
障害のある子供達の生活を支援している自分だが、実は一部で将棋ブームが起きている。それも思い返し、本当に老若男女誰でも楽しめるゲームなんだなー、と将棋の奥深さを再認識した出会いであった。
盲目の棋士。いや、おそらく耳も聞こえないのだろう。盲聾唖の棋士とでも言えばいいのだろうか。そんなすごい棋士に出会う事が出来た。
最初は面白い将棋盤を使っているものだと思ってみていた。升目に沿って仕切りが付けてあり、そこに駒を置くようになっていたからだ。そんな将棋盤を見るのは初めてだったが、知らないこともあるものだ、と特段気にはしなかった。
しかしその人は升目の左端から順に駒をなぞっていくではないか。そして相手の対局者が指した後「ここに指しましたよ」と言ってその人の手を持って行くではないか。
そこでやっとで気が付いた。この人は目が見えないのだと。そしてこの将棋盤は目が見えない人用のものだということを。
将棋盤を隅から隅までなぞっていたのは麻雀で言う「盲牌」をしていたのだと。
さらに、介助をされている方(胸にヘルパー証を下げていたので多分そうだと思われる)が手に文字を書いているのを見て、この人は耳も聞こえない事に気づいた。だから対局相手は手を取って教えてくれていたのである。
盲目の雀士(アカギや哲也で出てました)なら漫画で見たことはあるが、実際に目が見えない棋士に会うことはこれが始めてである。
うまく言葉で言い表す事が出来ないが、目が見えなくても将棋を指しに道場に来る人がいる、それだけでなぜかうれしくなった。そして将棋の持つ魔力じみたものも感じた。自分もそれに取り付かれている1人だけれど(笑)。
障害のある子供達の生活を支援している自分だが、実は一部で将棋ブームが起きている。それも思い返し、本当に老若男女誰でも楽しめるゲームなんだなー、と将棋の奥深さを再認識した出会いであった。
| ホーム |